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大施餓鬼会
毎年6月第1土曜日
生前の強欲や嫉妬などの行いの報いとして、飲食のままならない、常に餓えに苦しむ世界に堕ちた衆生に飲食を施して救い、その功徳を先祖供養のために振り向ける法要です。
『救抜焔口餓鬼陀羅尼経』には、お釈迦さまの弟子・阿難尊者の前に焔口という名の餓鬼が現れ、「お前の命はあと3日だ、生き長らえたければすべての餓鬼に食べ物や飲み物を施せ」と告げられます。驚きのあわてる阿難尊者にお釈迦さまは、少量のお供えでも無限に変じる陀羅尼(経文の一種)とその作法を授けました。そのとおりに餓鬼に供養したことで阿難尊者は命を長らえ、餓鬼たちも苦しみから脱することができたと説かれています。
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